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FILE NO.006 市場坂橋
ADDRESS : 埼玉県新座市
TRAFFIC : 川越街道(国道254)を朝霞の自衛隊駐屯基地付近まで走る。駐屯基地の真ん中に位置する、『税大研修所前交差点』を大泉学園方面にまがる(東京方面からきた場合は、右折)。
基地を通り過ぎたあたりでY字の交差点があるのでそこを右方向に進む。右側に『新座工業高校』や『新座市営墓地』をながめながら進むと、大きく右に曲がるくだりのカーブがあるので、そこが新しい『市場坂橋』。その右側に古い(今回取材した)市場坂橋があるが、現在は通行不可になっている。
1. : 坂のたもとにある御地蔵さんの腹部付近に顔が浮かびあがっており、その顔が笑ったところを目撃した人は数日寝込んでしまう。そのため、現在はコンクリートでふさがれている。
2. : 橋の欄干に和服姿の女性の霊が現れる。
DATA : 坂の下の橋から何人もの女性が投身自殺をしているとの噂がある。また、この場所はこのあたりで一番川が深くなっているところだという。
DATE : 1997. 07. 23 (Wed) 22:00
MAN : あちーむ、まくがいば
DATA : 実はこの場所の調査は今回で3回目である。1回目のときはフィルムの装着ミスから、2回目のときはストロボの同調ミスにより写真撮影に失敗しているのである。一応、あちーむは写真暦9年だが、今までこんな失敗はしたことが無い。やっぱり、なんかあるのだろうか、といくばくかの不安を抱いての調査になった。
あちーむの愛バイクにて現地に到着。さすがに3回目(まくがいばは2回目)だけあって、撮影場所の決定も早い。まぁ、心霊スポットの土地鑑がよくなってもちっともうれしく無いが…。
しかし何度見てもこの橋の構造は不思議だ。
まず古い橋のほうだが、橋の前後の道は何度も工事がされている後があり、車線や横断歩道の線が幾重にも重なっていた。どうも橋の向きにあわせて道を真っ直ぐに作り直そうとした跡が見られる。
下りでなおかつ大きくカーブした道に作られた狭い橋なので、さぞかし事故も多かったのだろう。
橋の前後にはそれぞれ地蔵があり、どちらも祠の中に収められている。ところがだ、この橋の作りを見ると、順調に工事が行われていれば、
この祠を突っ切るような
道を作るつもりだったらしい。
橋の基礎のコンクリート部分は明らかに祠の方向に向いているのだが、祠の手前でいきなり道が曲がっているのだ。しかも坂の上部分の道を見ると、ごく最近に舗装工事が行われている。
花壇付きの歩道もできており、その時点では、昔の道を拡張した上で、橋の部分だけ付け替えるつもりだったのが伺える。
ところが、現在はその右側に更に新しい道ができており、なおかつ新「市場坂橋」ができているのだ。どうひいき目で見ても何らかの事情で古い道筋を使用することを断念したようにしか見られない。
それが証拠に、前後の歩道は古い橋から伸びることを前提として作られており、現在の橋の歩道とは変な角度でつながっている。
また、車道自体も新しい道のほうが前の道よりカーブの内側に作られたため、よりカーブのきつい道になっているのだ。
何故、道路の拡張工事をした後で、あえてその道を使わずに、隣りのがけを切り崩し、結果的にカーブをきつくしてまで新しい道と橋を作ったのか?謎は深まるばかりである。
そして、うわさの地蔵を見てみる。おぉ!やっぱり腹のところが
コンクリートで埋められている!
やはりここに顔が浮かびあがっていたのだろうか?
また、地蔵の周りには多数の人形が置かれていた。人形供養の地蔵なのだろうか。付近のうわさでは交通事故に遭った子供の慰霊として建てられたということだったが、明らかにそれ以前のものである。
いつ頃からこの地蔵はあったのだろうか?
TITLE : お地蔵様全景
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
フラッシュ使用
メモ : このお地蔵様自体は別になんともありませんが…。
TITLE : 腹部拡大
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
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メモ : 拡大すると、あらびっくり。しっかり埋めてあります。
TITLE : 『旧』市場坂橋
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
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メモ : 非常に狭い橋で、車が2台すれ違うのがやっと。
TITLE : 古い橋の撤去勧告看板
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
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メモ : 実はこの看板はもうない。そう、どうやら撤去工事は中止となったようだ。
えっ、理由?それはね…また、今度の機会にしようか。
TITLE : お地蔵さん その2
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
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メモ : とても小さなお地蔵さんで、その高さわずか20センチ程度。
TITLE : 新・旧の橋
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
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メモ : 左側にあるのが新しく作られた橋で、右に見えるのがいまや撤去を待つ(はずだった)古い橋。
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